まえがき
「自分の親が死ぬなど考えた事もなかった…
あの日…その別れは突然に訪れるのだと思い知らされた
時の流れと共に愛しい母の記憶は
ひとつ
またひとつ消えて行く
自らの記憶を消さぬよう
そして愛する母が生きて来た道を子供らとまたその次の世代へ残したい
幼い頃からの母の話を綴っていこう
あなたもかけがえのない親の記憶を残してください
子供に話して伝えてください
自らの命の重さを感じてください
激動の昭和を生き抜いた母シイエの生涯の物語です」
日記と書かれた母のノートにはこうかかれていた。
母はそれから取りつかれたように祖母の話を書き上げていった…
その話はあまりにも衝撃的なものだった。
そして、私がまた意思を継ぎ平和を語ろう。
この物語は、長崎に実際にいた一人の女性
祖母、シイエの物語です。
日記と書かれた母のノートにはこうかかれていた。
母はそれから取りつかれたように祖母の話を書き上げていった…
その話はあまりにも衝撃的なものだった。
そして、私がまた意思を継ぎ平和を語ろう。
この物語は、長崎に実際にいた一人の女性
祖母、シイエの物語です。